信号システムなど交通インフラ設備を手掛ける京三製作所(横浜市鶴見区)の可動式ホーム柵が、みなとみらい線(MM線)の5駅で採用されることになった。同線を運営する横浜高速鉄道が、2020年度までに順次設置を進める方針。
5駅は、すでに設置済みの横浜駅を除く新高島、みなとみらい、馬車道、日本大通り、元町・中華街。
今回採用されたホーム柵は、開閉機能などを果たす内蔵機器の配置を見直し、従来型の柵より大きめの透明窓を装備。柵が開く前に、あらかじめホームと車両の隙間を確認しやすいようにして、乗降時の安全性を高める。また、開放感あるホーム空間も演出する。京三製作所のホーム柵は東急目黒線や東京メトロ有楽町線など132駅で導入されており、同社は「安全・安心な社会インフラに資する製品開発を一層進める」としている。