民事再生手続き中の小型モーター製造会社シコー(大和市)は15日、神奈川新聞社の取材に応じ、再生計画の期限を2013年1月15日に延長し、新たなスポンサーと協議を進めていることを明らかにした。
シコーは今年8月に民事再生法の適用を東京地裁に申請。スポンサー契約を締結したベアリング大手ミネベアから支援を受けて経営再建を図るとしていたが、成立に至らなかった。
田中彰常務執行役員は「新たなスポンサーとは具体的な話し合いを進めている。経営再建に向けて全力で取り組みたい」と説明している。
シコーは携帯電話のマナーモード用小型振動モーターを世界で初めて開発し「オンリーワン企業」とされてきた。近年ではスマートフォン(多機能携帯電話)への対応がうまくいかず経営が悪化していた。
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