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コナカがシンガポールに1号店、東南アジア進出を加速 若者への伸び期待/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2012年11月11日(日) 21:14

紳士服のコナカ(横浜市戸塚区)が東南アジアへの進出を加速させている。今年開業したタイ・バンコクの店舗に続き、13日にはシンガポールに第1号店をオープンする。グローバル展開を視野に、アートディレクター佐藤可士和氏が監修した「スーツセレクト」の店舗だ。同社は「タイでは日本発のスーツブランドとして予想以上に好評を得ている」とし、成長著しい東南アジアでのさらなる展開に意欲を示している。

シンガポール第1号店は三つの鉄道路線が乗り入れるドビー・ゴート駅直結のショッピングセンター(SC)「PLAZA SINGAPURA(プラザ シンガプーラ)」内に開業。コナカが新たに設立した現地法人が運営する。同SCについて「知名度と集客力の高さが魅力」とコナカの担当者。店舗面積は約100平方メートルという。

同社は今年2月、バンコクに「スーツセレクト」の1号店をオープン。現在バンコクに4店舗を構える。タイでは現在、同社のスーツ全体の10%を生産しており、インド、ミャンマー、中国に続き4番目の規模という。

同社としては東南アジアは若い世代の人口比が高く、日本のビジネススーツ需要の一層の伸びが期待できると予想。さらに、東南アジアの国同士であれば、通関の手続きなどがスムーズという側面もある。今回の出店以外にもシンガポールでいくつか計画が進んでいるとした上で、「今後、タイ、シンガポール以外の国に展開する可能性もある」と話している。

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