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横浜港「日本一の座」守れ、13年度改定の港湾計画で客船用岸壁検討へ/横浜市

経済 | 神奈川新聞 | 2012年10月14日(日) 22:38

客船寄港数が2012年に10年連続で日本一となる見込みの横浜港。ところが、13年は日本チャータークルーズの客船「ふじ丸」(2万3235トン)が引退し、横浜ベイブリッジがくぐれない大型客船の入港予定がご破算になるなど、「日本の海の玄関」の座は決して安泰とはいえない。横浜市港湾局は13年度に改定する港湾計画に客船誘致策を盛り込む方針で、ベイブリッジ外に新たな客船用岸壁の整備の検討にようやく動き始めた。

■逃した大魚

「受け入れ準備を整えていただけに、本当に残念な話」。そう悔しがるのは横浜市港湾局の賑わい振興課。米国の大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」(13万7276トン)の来年の日本就航クルーズの寄港地が、正式決定を目前に横浜から東京に変更されたのだ。

船会社側から横浜港を利用したいとの申し入れを受け、市はベイブリッジの外にある物流拠点の大黒ふ頭に着岸させる準備を進めていた。横浜市港湾局は、手を尽くしたが実らなかった理由について「貨物岸壁は使われていることが多く、客船スケジュールに柔軟に対応できなかったのかもしれない」と反省。当面は大型客船がコンテナ岸壁に着岸できる可能性を探るなど、柔軟に検討を進める考えだ。

■見えぬ青写真

横浜港にとって東京港は永遠のライバルだ。東京のレインボーブリッジでさえぎられて晴海ふ頭の客船施設に着岸できない大型客船を大さん橋に誘致した経緯がある。今回、ベイブリッジをくぐれない大型客船を東京港が利用頻度の低い岸壁への誘致に動きだしたのは当然の成り行きだった。

「このままでは東京に大型客船を持っていかれてしまう」との危機感が横浜市港湾局にある。関係者によると、港湾計画にはベイブリッジの外側の本牧ふ頭のコンテナ岸壁を軸に客船に対応する岸壁の整備を盛り込むことを検討するという。しかし「南本牧ふ頭で建設中のコンテナ岸壁『MC-3』が開業して港の再編が済んでからの話」で、新たな客船用岸壁は「青写真にもなっていない」のが実情だ。

■頼みは外国客船

13年は横浜港に頻繁に寄港した「ふじ丸」が6月で引退するなど節目の年になる。一方、米国の客船「サン・プリンセス」(7万7千トン)が横浜港を拠点に日本発着クルーズを展開する。横浜港を発着するクルーズが1泊1万円台から利用でき、一度に2千人もの乗客が乗船する。横浜市港湾局は「市の関係機関と連携して外国客船や乗客にとって魅力ある横浜港にしたい」と話す。

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