大和市特産品に酒類5点、推奨品18点 催事で販売へ/神奈川
経済 | 神奈川新聞 | 2012年10月14日(日) 22:17
大和市内の商工業の活性化へ、2年おきに認定される市特産品に酒類5点が選ばれた。同時に決まった推奨品には菓子やソーセージなど18点が認定されたが、特産品には「原材料のほとんどが市内産」という条件があり、結果的に酒類ばかりになったという。
大和商工会議所などによると、推奨品も含め応募のあった計23点は商議所や市関係者、市民らが味や見た目などを採点し、すべてが特産品か推奨品に選ばれた。
特産品の内訳は芋焼酎2点、清酒2点、梅酒1点。いずれも市内産のイモやコメなどが使われ、条件を満たした。関係者は「調味料だけが市内産など、原材料の大半が市外産のものを市の特産品とは言いにくい」と明かす。
商議所は菓子店などに市内産のイモやコメを使った商品の開発を持ちかけたこともあるが、「住宅が密集する都市部という地域柄、まとまった原材料が安定的に確保できるわけではないので、製品化はなかなか難しい」(関係者)という。
今回、決まった特産品と推奨品23点の認定期間は11月1日から2014年10月31日まで。産業フェアや市民まつりなどのイベントで販売される。
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