県立中央農業高校(海老名市)の生徒の斬新なアイデアやパッケージのキャラクターデザインを取り入れたスイーツ2種が、9日から関東・東海エリアのファミリーマート約3800店舗で販売される。
県とファミリーマートが締結している地域活性化のための包括協定に基づき、同社が農業科などの専門課程がある高校と共同開発したいと県に依頼。県が同校を選定し、同校の食品加工部員ら20人が5月から4カ月間にわたって商品開発に取り組んだ。
発売されるのは、「ナッツ&ストロベリーのダックワーズ」(1個138円)と「秋の風味豊かな抹茶プリン」(1個190円)。ダックワーズは、メレンゲ生地にいちごホイップクリームを絞り、ナッツとフリーズドライいちごをトッピングした。抹茶プリンは、ほろ苦い抹茶ソースをかけ、秋の味覚であるクリの甘露煮を添えている。
キャラクターをデザインしたのは、2年の吉濱望来(みく)さん(17)。パンと小麦を持つ実習着を着たアヒルで、楽しそうに実習している中央農業高校生をイメージした。
抹茶プリンは、2年の及川智美さん(17)が考案。ダックワーズを考案した1年の渡部詩織さん(15)は「焼き菓子のダックワーズを冷蔵商品にし、『サクッふわっ』とした食感にするのが大変だった。おいしいスイーツができたのでみんなに食べてほしい」と話している。
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