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KAST、臨海部に新研究拠点設立へ、生命科学の産業化促進/川崎

経済 | 神奈川新聞 | 2012年9月8日(土) 00:15

生命科学に関連する研究機関の集積が進む国際戦略総合特区・殿町3丁目地区=川崎市川崎区
生命科学に関連する研究機関の集積が進む国際戦略総合特区・殿町3丁目地区=川崎市川崎区

高度先端の科学技術分野の研究開発、中小企業への技術移転などに取り組んでいる神奈川科学技術アカデミー(KAST、川崎市高津区)は来年度、ライフサイエンス(生命科学)に関連した新たな研究拠点を川崎臨海部の国際戦略総合特区(川崎区殿町3丁目)に設置する方針を決めた。東洋と西洋の医療融合を見据えた食品開発など三つのプロジェクトに着手するとともに、特区内外の研究機関、企業との連携を強化。革新的な医薬品、医療機器の開発、産業化に弾みがつきそうだ。

KASTは県の出資で1989年、かながわサイエンスパーク(KSP)内に設立。バイオテクノロジー、光触媒といった先端分野の研究、県内中小企業のものづくり支援、人材育成などの事業を展開している。特区への新研究拠点の設置へ向け、県が9月補正予算案に事業費1億9800万円を計上した。

新たな拠点となるのは、川崎市が年内の完成を目指し整備を進めている「産学公民連携研究センター」。総面積524平方メートルの研究室を構え、▽東西医療融合を見据えた食品開発と機能性評価▽血中がん診断装置開発、抗がん剤効果の評価▽光触媒など抗菌・抗ウイルス性能評価―の3プロジェクトをスタートさせる計画。運用開始は来年4月に予定しており、県立がんセンターなど他の研究機関との連携も積極的に推進する方針だ。

入居先の同センターは地上4階建て、敷地面積7千平方メートル、総床面積1万1400平方メートル。川崎市の健康安全研究所と環境総合研究所、バイオベンチャーなどが入居するレンタルラボを設置。周辺では、医療、医薬品分野の試験研究の中核機関「実験動物中央研究所(実中研)」が稼働、国立医薬品食品衛生研究所の移転も決まっている。

新たにKASTが加わることで、生命科学分野の研究開発、産業化の促進が見込まれる。川崎市の阿部孝夫市長は「KASTの特区への進出が実現すれば、連携の幅が広がり、特区の取り組みであるライフイノベーション(革新的医薬品、医療機器の開発)が加速することが期待される」とのコメントを出した。

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