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「シャル鶴見」今秋開業へ、寺多い地域性踏まえ禅文化伝える/横浜

経済 | 神奈川新聞 | 2012年4月25日(水) 11:43

今秋開業予定の「シァル鶴見」2階エントランス(イメージ)
今秋開業予定の「シァル鶴見」2階エントランス(イメージ)

JR鶴見駅に今秋開業予定の駅ビル「シァル鶴見」の概要が明らかになった。「心通い合うくつろぎの我が家」がコンセプト。食品やファッションなどの専門店のほか、駅ビルには珍しい「禅カフェ」や枯山水の屋上庭園を置く。総持寺などお寺の多い地域性を踏まえ、禅文化を伝える商業施設を目指すという。

運営する横浜ステーシヨンビル(横浜市神奈川区)によると、施設は地上6階建てで、敷地面積約1万4300平方メートル、店舗面積約5600平方メートル。半径3キロ圏内に住む34万人を商圏とし、年間売り上げ目標は80億円。テナントや開業時期は現在、最終調整中だが、保育園を含め72店舗で構成する予定という。

鶴見駅直結となる2階と1階は食品フロア。生鮮三品や総菜、ベーカリー、スイーツなどの専門店を導入し日常的な利用を狙う。3、4階はファッション、雑貨などのフロアとした。

最も特徴的と言えるのが和の雰囲気を演出した5階から屋上までの上層部だ。設計にあたり、地元・鶴見区にある建功寺住職で、多摩美術大学環境デザイン学科教授の枡野俊明さんが協力した。

5階の禅カフェには畳敷きの茶室も用意。座禅体験や禅をテーマにしたセミナーなどを開催する。6階には飲食店や保育園が入る。屋上庭園は買い物客らの憩いの場とするほか、野だてやお月見会といった催しも検討している。

同社の濱田賢治社長は「鶴見地区の魅力を伝え、地元の人たちと一緒にエリアの活性化を図っていきたい」と話している。

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