県百貨店協会の23日の発表によると、横浜市内の主要百貨店(高島屋横浜店、そごう横浜店、横浜岡田屋、京急百貨店、都筑阪急、西武東戸塚店、東急百貨店たまプラーザ店)の2月の売上高は、前年同月比2・7%増の248億8351万円。気温が低く、春物衣料品の動きが鈍い一方、防寒アイテムなどがけん引、3カ月連続で前年同月実績を上回った。
商品別では衣料品が同6・7%増。中でも婦人用マフラー、ストール、手袋といった防寒アイテムの動きが活発で、高島屋横浜店では2桁の伸びを示した。
食料品は同3・2%増。総菜が9・2%増に達したほか、食関連の催事はおおむね堅調。そごう横浜店では恵方巻きが同9・3%増、バレンタイン商戦が同4・5%増となった。
また、家庭用品も同3・2%増。東日本大震災から1年の節目を前に防災用品への関心が高まったほか、寒さが続き、保温性の高い寝具などがよく売れた。
店別では都筑阪急を除く6店が前年を上回った。3月の動向について、同協会は「新入学や新生活に関連した商品の動きが良い。震災前(一昨年3月)の水準は確保したい」と話す。
さいか屋を含む県内合計売上高は同1・7%増の275億8795万円で2カ月ぶりのプラスだった。
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