半導体検査装置のレーザーテック(ジャスダック上場、横浜市港北区)が14日、東京証券取引所2部に上場した。企業価値向上などが狙いという。今月7日に東証から2部上場の承認を受けた。
同社は1962年、「日本自動制御株式会社」として設立された。現在の従業員数は約240人。2011年6月期の売上高は127億円、営業利益24億円に成長。今期も増収増益を見込む。
半導体の製造過程などで使用する検査装置を主力としており、海外では韓国サムスン電子など世界大手に納入している。
国内半導体市場はDRAM大手エルピーダメモリが経営破綻するなど、厳しい状況が続いているが、同社の最先端装置のニーズは増えており、海外向けも好調という。
岡林理社長は14日、「強みであるスピード開発と技術力をさらに強化する。新規分野などにも力を注ぎたい」と抱負を述べた。
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