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新東名開通1年 誘客、物流に効果 全線開通へ魅力周知

経済 | 神奈川新聞 | 2023年6月4日(日) 05:40

富士山ものぞかせる新東名高速道路=秦野市菩提

 新東名高速道路の伊勢原大山インターチェンジ(IC)─新秦野IC間が開通して1年を迎えた。延伸した秦野市ではIC周辺への来訪者数増加や物流効率化などの効果も見え始めている。2027年度の全線開通への期待が高まる一方、沿線自治体では“通過地”としての懸念もあり、魅力充実や周知に力を入れている。

 「アクセスが良くなったことで実家に戻るのも楽だった」。ゴールデンウイーク(GW)中に新東名を利用して埼玉県から秦野市に帰省した家族連れが喜ぶ。

 NEXCO中日本東京支社によれば、開通した自治体への出発地別の来訪者数で見ると、開通後の22年11月土・日、祝日では、開通前同期比で湘南地域12%増、横浜・川崎地域14%増、圏央道と接続した関係で埼玉県からは20%も増えた。同社が予想した同開通区間交通量は1日平均約5千台だったが、開通後は約6700台となっており、同支社担当者は「予想を上回る増加に驚いている」と話した。

 秦野丹沢スマートIC(SIC)近くの公園駐車場には「横浜」「川崎」ほか東京都など、湘南以外のナンバーも増加傾向。秦野市観光振興課は「市内全域に観光客が戻ってきてイベントの復活も追い風。これから全線開通が控えることは大きい」と話し、農林業や観光などの地域資源を生かした「表丹沢魅力づくり構想」を着実に進めるとしている。

全線開通のメリットは

 
 

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