
「相鉄・東急直通線」は、工事着手から10年の歳月を経て、18日の開業を迎えた。特に難工事とされたのが、交通量の多い道路や地下鉄の下に新設した新横浜駅(横浜市港北区)と、狭隘(きょうあい)地での建設となった新綱島駅(同)。「技術集団の英知を結集して取り組んだ」。整備主体である鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)の関係者は、胸を張る。
開業したのは、相鉄線羽沢横浜国大駅から東急線日吉駅までを結ぶ路線。約10キロの大半がトンネルで、新横浜と新綱島の二つの地下駅を新設した。
相鉄と東急の大きなメリット
相鉄・東急直通線の挑戦 難工事、技術集団の英知を結集
新横浜駅周辺のイメージパース。相鉄・東急直通線の新駅は地下4階に設置された(鉄道・運輸機構提供) [写真番号:1147537]
新横浜駅は、市営地下鉄の構造物を仮の杭で支えながら工事を進めたという(鉄道・運輸機構提供) [写真番号:1147538]