相鉄・東急直通線が18日に開業する。神奈川県央や横浜市西部から東京、埼玉に至る広域的な鉄道ネットワークの未来は。挑戦の現場を追った。

真新しい駅のホームには、光沢のある濃紺の列車が止まっていた。しばらくして、反対側のホームには、シルバーの車体にピンク色の帯があしらわれた列車が到着した。
相鉄・東急直通線開業を約2週間後に控えた5日。関係者向けに開かれた新駅・新綱島駅(横浜市港北区)の見学会で、相模鉄道(同市西区)と東急電鉄(東京都)の双方の車両が並ぶ様子が公開された。それは、構想の本格始動から約20年にわたるプロジェクトの結実を意味していた。
【下に路線図】二俣川から乗り換えずに行ける駅、こんなに増える
相鉄・東急直通線の挑戦 悲願の鉄道網、20年越し結実
5日の式典で、新横浜駅のホームで発車合図を行う相模鉄道と東急電鉄の駅長(公式撮影) [写真番号:1146335]
真新しい新綱島駅の駅名標 [写真番号:1146336]
相鉄とJR・東急との直通線路線図 [写真番号:1146337]
新路線の開業を祝う式典でテープカットする関係者ら(公式撮影) [写真番号:1146338]