
神奈川県トラック協会(横浜市港北区、吉田修一会長)が災害時の緊急物資輸送体制の強化に取り組んでいる。現在約230の会員事業者が物資輸送の協力に名乗り出ており、研修会などを通じ、現場で求められる役割への理解や関係者間の連携を深めている。東日本大震災の発生から11日で12年。「いざ」に備え、決意を新たにしている。
同協会は、1969年に発足。大手から中小まで約2200社のトラック事業者を会員に抱える。新型コロナウイルス禍でeコマース(電子商取引)のニーズが急拡大。人手不足などの課題を抱え、厳しい環境に置かれる事業者も多い中、社会生活の維持に不可欠な存在となっている会員の経営支援を行っている。
協力 可能な範囲で
神奈川県トラック協会 緊急物資輸送の体制強化
東日本大震災発生後、被災地に出動した緊急物資輸送車(県トラック協会提供) [写真番号:1145642]
協力事業者を対象に、2月に開催された研修会(県トラック協会提供) [写真番号:1145641]