家系ラーメンの元祖「家系総本山 吉村家」(横浜市西区)が10日の営業を最後に移転する。創業の地である同市磯子区新杉田から西区岡野に移って24年。近隣に新店舗を構え、近日中に再スタートを切る。最終日は移転を聞きつけたファンが早朝から並ぶなど、多くの人がラーメンを楽しんだ。
10日午前6時。まだ薄暗い中、岡野交差点付近の吉村家では、創業者の吉村実会長(74)がスープなどを仕込んでいた。
毎日午前2時ごろから仕込みを始める生活を、半世紀にわたって続ける吉村会長。「今日は最終日だけど、いつも通り作っているよ。スープ作りが生活の一部だ」。普段は店で飲まない酒を飲みながら、そう話した。
現店舗での営業は10日をもって終了。歩いて1~2分ほど、岡野交差点を渡った先の場所に新店舗を構える。オープンは、引っ越しなどの都合により17~20日の予定という。
新店舗「ゼロからのスタート」
家系ラーメン元祖「吉村家」移転へ コロナ禍転機に新店舗
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午前6時に吉村家のスープを仕込む吉村実会長=横浜市西区 [写真番号:1145509]
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移転の最終日には、現店舗の吉村家の味を楽しもうと数百人の客が列を作っていた=横浜市西区 [写真番号:1145525]
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移転最終日に吉村家の前ではラーメンを求める客で列を作っていた=横浜市西区 [写真番号:1145527]
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吉村家の移転を聞きつけ、開店前から多くのファンが並んでいた=横浜市西区 [写真番号:1145528]
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移転最終日にスープを仕込む吉村実会長=横浜市西区 [写真番号:1145529]
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店で使うチャーシューを仕込みながら、自らのこだわりを語る吉村会長=横浜市西区 [写真番号:1145530]
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今月17~20日ごろに移転予定の吉村家の新店舗=横浜市西区 [写真番号:1145531]
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移転店舗は2階建てで店内は、1階は赤いカウンターで約15人客を入れる=横浜市西区 [写真番号:1145532]