
公共空間では国内初となる次世代太陽電池の実証実験が11日、東急田園都市線青葉台駅(横浜市青葉区)で行われた。薄くて軽い「ペロブスカイト太陽電池」を、直射日光が当たらない通路の一角に設置。周囲を駅利用者が行き交う状況で、発電状況を確かめた。
桐蔭横浜大(同)の宮坂力特任教授が発明した同電池は、場所を選ばずに貼り付けられる上、弱い光でも発電可能な特長がある。
実証実験を実施したのは、桐蔭学園(同)と東急(東京都)、横浜市などで、東芝製の同電池(約700平方センチメートル)を改札口付近に置き、天窓から差し込む光で発電する様子を披露した。足を止めた男性は「これが太陽電池なの」と驚き、説明に耳を傾けていた。
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「国内初」の実証実験 横浜で次世代太陽電池をPR
駅構内でペロブスカイト太陽電池の発電状況を確かめた実証実験=横浜市青葉区 [写真番号:1139724]
山中竹春横浜市長(中央左)も視察に訪れ、宮坂氏と意見を交わした=横浜市青葉区のスプラス青葉台 [写真番号:1139725]