資本と人材両面で付かず離れずの友好関係を築いてきた横浜銀行と神奈川銀行。両行の合流は人口減少と低金利下に加え、新型コロナウイルス禍後や金融緩和縮小の兆しにある不確実な将来を見据えて打った「先手」(片岡達也・横浜銀頭取)だった。
「二行」強調
横浜銀が配慮したのが、子会社化の印象だ。実際は買収にほかならないが、行内は「経営統合」という認識で一致していた。支配の構図が際立てば、取締役会の同意なく仕…
コロナ後見据え「先手」 友好的な株式取得演出
会見する横浜銀行と神奈川銀行の頭取ら=横浜市西区 [写真番号:1138070]
横浜銀行と神奈川銀行の経営統合発表を受けて開かれた会見=横浜市西区 [写真番号:1138071]