IMFの世界経済成長率見通し
【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は30日公表した世界経済見通しで、2023年の世界全体の実質成長率を2・9%とし、22年10月時点から0・2ポイント上方修正した。物価上昇率の縮小や、中国の経済活動再開を評価。世界的な「マイナス成長は想定していない」と強調した。日本の23年成長率は1・8%と予測し、0・2ポイント引き上げた。
IMFは「多くの国で予想を上回る回復力がみられた」と指摘した。ただ各国の中央銀行はインフレを抑えるため、景気を冷やす利上げを続けている。24年の世界の成長率は0・1ポイント下方修正の3・1%とした。