展望2023
日産自動車・遠藤淳一専務執行役員 EVの機運さらに拡大
経済 | 神奈川新聞 | 2023年1月19日(木) 05:00

日本経済の屋台骨である自動車業界は昨年、折からの車載向け半導体供給不足や新型コロナウイルス禍などによるサプライチェーン(供給網)の混乱が発生、自動車生産に乱れが生じるなど先の見通せない1年となった。日産自動車(横浜市西区)日本・アセアン マーケティング&セールス担当専務執行役員の遠藤淳一氏に、2022年の振り返りと23年の展望について聞いた。(聞き手・片田 正記)
─22年の自動車販売実績は。
「昨年はフルモデルチェンジしたエクストレイルやフェアレディZ、セレナ、電気自動車(EV)ではアリアやサクラなど数多くの新型車を発売した。どの車も堅調に推移しており、上期(4~9月)の販売台数は世界的に減少する中、国内は前年比5・3%増の20万6千台と、健闘した」
─足元では半導体不足により生産が乱れている。