神奈川県内でケーブルテレビ(CATV)事業などを手がけるジェイコム湘南・神奈川(横浜市中区)。娯楽の多様化やインターネットコンテンツの興隆により「テレビ離れ」が叫ばれる中、新型コロナウイルスの感染拡大でCATV市場に変化が起きているという。今年6月に就任した原清社長(59)に事業の展望を聞いた。(聞き手・片田 正記)

─本社の横浜移転から約3年が経過した。
「当社は県内各地域で事業を行う会社だが、本社機能を移転したことで、横浜に集中している多様な企業との接点が増えた。また県庁や市庁とも近いため、関係性も深まっていると感じる」
─コロナ禍で事業に変化はあったか。