
韓国発のスマートフォンケースとして、若い世代を中心に圧倒的な人気と知名度を誇る「iFace(アイフェイス)」。10年前から日本国内で扱っているのが、Hamee(ハミィ、小田原市)だ。確固たる戦略はあえて打ち出さず、流行に柔軟に応じた商品を展開。“信者”と自称するファンたちの口コミが新たなファンを呼び込み、ヒットにつながっている。
携帯電話のストラップなどを中心に販売していた同社は、雑貨のトレンドの発祥地として注目される韓国で誕生した「iFace」に着目。2012年から国内での販売を開始した。
「その頃のスマホケースと言えば、薄いプラスチックにプリントが付いた簡易なものか、耐衝撃性を重視して『ごつい』ものしかなかった」。ブランドマネジャーを務める高橋雅史さん(36)は振り返る。