
プラント大手の日揮ホールディングス(HD、横浜市西区)は、廃食用油などの持続可能な原料から造る「再生航空燃料(SAF)」の国産化に向けた事業を展開している。3月にはSAFの認知度向上を目指し、日本航空(東京都)、全日空(同)など16社で有志団体「ACT FOR SKY」を設立。航空業界の課題解決に向け、大きな一歩を踏み出そうとしている。
日揮HDは、石油元売り大手のコスモ石油(東京都)、資源回収大手のレボインターナショナル(京都府)の2社と、コスモ石油堺製油所(大阪府)でSAF製造プラントの建設を進めている。
背景に業界ならではの課題
日揮ホールディングス(上) 「再生航空燃料」国産化へ
3月に設立した「ACT FOR SKY」。国産SAFの認知度向上などを目指す(日揮HD提供) [写真番号:1105586]