新型コロナウイルス禍の酒類自粛や健康志向の高まりを受け、ノンアルコール飲料市場が注目されている。15年ほど前からノンアルコールワインの輸入を手がける湘南貿易(横浜市西区)の橋本則夫社長に、現在の市場の動向や今後の展望を聞いた。(聞き手・佐藤 百合)
湘南貿易・橋本則夫社長
─ノンアル市場の変化をどう捉えているか。
「コロナ禍で、外でお酒を飲むのを控える人が増えた。自宅で一人で飲んだり、オンライン飲みをしたりしても、酔いつぶれるのは格好よくないし、次の予定にも影響する。健康志向もあり、この3年でマーケットがどんどん広がっていると感じている」
─酒類の提供自粛期間の影響は。