新型コロナウイルス禍で、子育て世帯の孤立や女性の家事・育児負担の増加が問題となっている。アプリを使って親同士が子どもの送迎や一時預かりなどを助け合うサービス「子育てシェア」を提供しているAsMama(アズママ、横浜市中区)の甲田恵子社長に、現在の子育て世帯のニーズや今後の事業展開を聞いた。(聞き手・佐藤 百合)

─子育て世帯から聞こえてくる困り事は。
「コロナ禍で、子育ては本当に孤立、孤独化している。自治体など公共機関の交流イベントが中止になり、同じ世代と顔を合わせてつながる機会が減った。保育園や小学校の休園・休校が増え、仕事との板挟みになる。仕事を休んだ結果、失業して家計が苦しくなっている人もいる」
─どう解決していくか。