町工場の業容拡大に向けた取り組みを追うとともに、公的支援のあるべき姿について考える。
約2年前、繊維強化プラスチック(FRP)の製造を行う東雄技研(南足柄市)の菊地哲雄さん(46)は悩んでいた。
同社は半世紀の歴史があり、従業員数約50人。機械だけでなく職人による手作業での製造も行える町工場で、今や国内では数少ない貴重な存在と言える。
しかし、社内では職人の離職が問題になりつつあった。
専門家とつながる先に
「脱・下請け」神奈川の町工場は今(中)伴走支援が羅針盤
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箱根寄木細工を使ったFRP製の花器(東雄技研提供) [写真番号:1086486]
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「100年企業を目指したい」と意気込む中谷孝芳さん(中央) [写真番号:1086485]