疲弊した企業の存続に向けた、金融機関による融資審査の実態と取り組みに迫る。
「従業員に解雇を言い渡した時が一番辛かった」。2021年9月に破産した県内企業の元経営者は、涙ぐんだ。
新型コロナウイルスの影響で、主事業としていた飲食店のコールセンターでの売り上げは、ほぼゼロに。実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」を受け、抗菌・除菌清掃業などで必死にしのいだものの、回復には至らなかった。
助言乏しく
コロナ禍と融資(上)神奈川の企業、「ゼロゼロ」でも涙
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再三練り直した「事業計画書」について説明する、破産した企業の元経営者(画像の一部を修整しています) [写真番号:1072795]