川崎市や神奈川県などが打ち出した「神奈川口構想」から約20年。羽田と川崎を結ぶ悲願の橋・多摩川スカイブリッジが12日に開通する。研究者や住民らが描く地域の新たな姿を追った。
「羽田空港まで徒歩圏内」─。多摩川スカイブリッジ近隣のマンションを売り出す不動産会社は、開通を見越してアピールに余念がない。「この街の価値が上がっていく」との期待が大きい。
最寄りの京急大師線小島新田駅近くの川崎市川崎区江川では、分譲マンション「プライム川崎小島新田」(116戸)の建設が進む。
増える分譲開発
多摩川スカイブリッジ開通(下)羽田は徒歩 広がる生活圏
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多摩川スカイブリッジを背に、多摩川沿いでの思い出を語った髙橋さん。橋の開通を「東京都との絆となり、世界が近くなる」と語った=川崎市川崎区の多摩川沿い [写真番号:1043653]