かつて家電製品の販売を主に行い、現在は総合リユース事業を手掛けるワットマン(横浜市旭区)。2018年に社長に就任した川畑泰史氏は、17年3月期まで6期続いた営業減益を増益に転じさせ、その後も業績を伸ばしてきた。海外事業を始めたほか、特定の商品に特化した店舗も展開する。これまでの取り組みや今後の成長戦略を聞いた。(聞き手・徳増 瑛子)
-多様な商材を取り扱う「コア事業」では、ノーブランドの服や一部壊れた家電製品も買い取る「トコトン買取」を掲げている。その理由は。
「リユース事業では、いかに買い取り力を高めるかが強さを測る指標だと思っている。買い取った物を店舗に並べると『こんな物でもいいんだ』という見本になり、さまざまな商品を持ってきてもらえるようになる。また、物の活用方法は人によって違う。商品は、適切な価格を付ければ自然と売れていく。幅広い商品を取りそろえることで、ニーズに応えたい」
-「トコトン買取」をすると、売れにくい物も買うことになる。