新型コロナウイルス禍で人々の生活様式は一変し、消費動向にも変化が表れている。eコマース(電子商取引)の台頭などもみられる中、需要獲得のために百貨店はどんな戦略を描いているのか。そごう横浜店(横浜市西区)の篁富夫店長に聞いた。(聞き手・細谷 康介)

-消費動向の変化が、百貨店の販売状況にも表れている。
「昨年は上期(3~8月)を中心に、コロナ禍の打撃を受けた。緊急事態宣言の発令などに伴い、レストランでの酒類提供を停止したり、営業時間を短縮したりと厳しい状況が続いた。しかし前年と比べると入店客数、売り上げともに回復基調にある。特に、ラグジュアリーブランドは好調に売り上げを伸ばしている」
-要因は何か。