荒廃農地の増加や後継者不足などの課題を抱えている県内農業。長期化する新型コロナウイルス禍も加わり、農家の苦境が続く。課題解決に向けた手だてと今後の展望について、県農業協同組合中央会・連合会(横浜市中区)の大川良一会長に聞いた。(聞き手・細谷 康介)
-県内農業の現状は。
「農家戸数や耕作面積の減少が続き、荒廃農地が増えている。そんな中、昨年7月には相模原市内で豚熱(CSF)も発生、4千頭を超える飼養豚が殺処分された。さまざまな課題に、コロナ禍に伴う組織活動の制約なども加わり、苦戦が続いている」
-コロナ禍の影響はどうか。