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リストグループ・北見尚之代表 訪日客見据え仲介業務強化
経済 | 神奈川新聞 | 2022年1月4日(火) 05:00
消費者が住環境に求める要件に、変化が見られるようになっている。新型コロナウイルス禍で在宅時間が増えた影響もあり、郊外の広い住宅の需要が底堅く推移。環境に配慮した住宅への関心も高まっているという。不動産業のリスト(横浜市中区)のグループ代表、北見尚之氏に最近の市場動向などを聞いた。(聞き手・徳増 瑛子)

-新型コロナウイルス禍になり、2年経過した。不動産業界への影響と、今後の見通しを。
「在宅勤務などの影響で、住環境が大きく見直された。これまでは住環境よりも利便性が重視される傾向があったが、横浜市内や湘南エリアでより広い家を求める動きが目立った。コロナ禍2年目の方がその傾向が強い。在宅勤務がすぐになくなるとは思えないし、2022年も一戸建ての需要は変わらないだろう。木材急騰の『ウッドショック』などもあるので、物件価格はより高くなる可能性がある」
-高級不動産仲介ブランド「サザビーズインターナショナルリアルティ」の日本独占営業権を取得している。海外の市況は。