刻む2021(10)
三浦・油壺マリンパークの栄枯盛衰 閉館の理由とこれから
経済 | 神奈川新聞 | 2021年12月26日(日) 11:00
今年のニュースを神奈川新聞記者が回顧する「刻む2021」。第10回は、9月末に惜しまれつつ幕を下ろした「京急油壺マリンパーク」(三浦市)。半世紀以上にわたる栄枯盛衰の歴史を振り返る。

それは突然の知らせだった。「マリンパークが9月いっぱいで閉館します」
5月、「三浦半島でのエリアマネジメントを加速」とうたわれた京浜急行電鉄(横浜市)の報道発表資料に、「既存水族館の営業終了」が入っていた。A4判4枚のリリース中、本文はわずか3行。正式な会見はなく、閉館の理由については「建物や施設の老朽化に対する措置」とだけ記された。
世代超え愛され
三浦・油壺マリンパークの栄枯盛衰 閉館の理由とこれから
最終公演を終え、ジャンプするイルカたちと一緒に手を振るスタッフ=9月30日、京急油壺マリンパーク(立石 祐志写す) [写真番号:946255]
グッズショップも記念の品を買い求める人たちでにぎわった=9月30日、京急油壺マリンパーク(立石 祐志写す) [写真番号:946257]
1月からはキャンプ場として暫定利用される京急油壺マリンパーク跡地=三浦市三崎町小網代(京急電鉄提供) [写真番号:946258]