
日銀横浜支店が13日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)は、神奈川県内企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が全産業ベースでプラス3だった。3四半期連続でプラス圏を維持したが、前回9月調査からプラス幅は縮小した。
景況感は昨年後半に底を打って回復しつつあるものの、減速感が色濃くなっている。
河西慎支店長は、同日の記者会見で「全体として改善の動きが足踏みしている」と総括。新型コロナウイルス禍に端を発した半導体不足などが「景気持ち直しの足取りを重くしている」と説明した。
産業別の詳細は?【全産業ベースのDI推移表あり】
神奈川県内短観は減速色濃く 12月、半導体不足が下押し
神奈川県内企業の景況感について説明する河西支店長=横浜市中区の日銀横浜支店 [写真番号:931152]
業況判断DIの推移(全産業) [写真番号:931153]