硬質発泡ウレタン樹脂を床下に注入する独自工法で建物の沈下修正を手掛ける土木・建築工事のアップコン(川崎市高津区)が7月、東京証券取引所のプロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market」に上場した。松藤展和社長が重視する経営方針、今後の成長戦略などを聞いた。(聞き手・吉田 勝行)
─改めて現在の心境を。
「社会的な責任を日々感じている。小さな会社だが、見本になるような会社になりたい。TPM上場は目標ではなく、会社が成長するための手段の一つ。この先、どの市場かは分からないが、上の市場を絶えず目指す。そのためには成長していかなければいけない。社員にもそう話した」
─経営で大切にしていることは。