観光業の占める割合が高く、新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受けている小田原・箱根エリア。小田原箱根商工会議所の鈴木悌介会頭に、地域経済の現状や課題、商議所の取り組みなどを聞いた。(聞き手・岡本 晶子)
─地域経済の現状を。
「業種、業態によってまだら模様だが、全般的に厳しい。小田原箱根地域は観光産業の比率が高く、県内でもコロナ禍の影響を強く受けている。今、団体客向けのバスが来ない。自家用車でのお客さまが増えたとしてもバスによる売り上げの減少分を補いきれない。しかし、コロナ収束後も以前と同じような観光の在り方かというと懐疑的だ」
─どういうことか。