新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時は店舗休業を余儀なくされるなど、大きな打撃を受けた化粧品業界。一方で、店舗での販売が難しくなった分、オンラインでの接客など、販売の在り方が変わりつつある。ファンケル(横浜市中区)の島田和幸社長に、今後の経営方針などを聞いた。(聞き手・徳増 瑛子)

-新型コロナ感染拡大から1年半。直近の業績は。
「なかなか厳しい。日本から中国に商品を送る越境EC(電子商取引)の売り上げは順調だがインバウンド(訪日外国人客)による売り上げもなく、人の動きもさほど戻っていない。コロナの影響は続いている」
-感染拡大を受けて、何を感じたか。