創業31年のブックオフ。成長の軌跡をたどるとともに、今後の戦略を探った。
国道246号沿いの「ブックオフ246川崎梶ケ谷店」(川崎市高津区)。入ってすぐの場所には、人気アニメなどのフィギュアがずらりと並ぶ。中には数万円の商品も。実はこの店舗、2020年2月のリニューアルで趣をがらりと変えたのだ。
開店は1999年。中古の本や家電などを主に取り扱い、顧客は中高年層が中心だったが、商圏を調査した結果、若年層が多く住んでいるにもかかわらず、取り込めていないことが分かった。
そこでリニューアルに当たり、フィギュアやトレーディングカードといった「ホビー(趣味)」の分野を強化。狙いは的中した。
急成長の過程で忘れられたこと
ブックオフの軌跡(3)スタッフの意見試行、現場力で店を磨く
-
若い世代を意識し、フィギュアのコーナーを充実させた「ブックオフ246川崎梶ケ谷店」=川崎市高津区 [写真番号:686578]