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ブックオフの軌跡(3)スタッフの意見試行、現場力で店を磨く

経済 | 神奈川新聞 | 2021年7月5日(月) 05:00

 創業31年のブックオフ。成長の軌跡をたどるとともに、今後の戦略を探った。


若い世代を意識し、フィギュアのコーナーを充実させた「ブックオフ246川崎梶ケ谷店」=川崎市高津区

 国道246号沿いの「ブックオフ246川崎梶ケ谷店」(川崎市高津区)。入ってすぐの場所には、人気アニメなどのフィギュアがずらりと並ぶ。中には数万円の商品も。実はこの店舗、2020年2月のリニューアルで趣をがらりと変えたのだ。

 開店は1999年。中古の本や家電などを主に取り扱い、顧客は中高年層が中心だったが、商圏を調査した結果、若年層が多く住んでいるにもかかわらず、取り込めていないことが分かった。

 そこでリニューアルに当たり、フィギュアやトレーディングカードといった「ホビー(趣味)」の分野を強化。狙いは的中した。

急成長の過程で忘れられたこと

 
 

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