1日公表された神奈川県内路線価の対前年変動率は、新型コロナウイルスの影響を受けて8年ぶりのマイナスに沈んだ。一方、横浜駅西口の鶴屋町地区は7・0%の上昇と首都圏でも屈指の伸びを示した。評価を高めた最大の要因は、一帯の目玉となる再開発計画にある。
県内最大のターミナル、横浜駅から徒歩数分。築古のビルやホテルが立ち並ぶ横浜市神奈川区鶴屋町の一角に、つち音がせわしなく響く。
元々は長距離バスの発着所などがあった約8千平方メートルの敷地で、…
横浜駅西口の路線価7%上昇 超高層ビルが建つ鶴屋町地区
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高さ約180メートルの超高層複合ビルの工事現場。右奥には「JR横浜タワー」が見える=横浜市神奈川区鶴屋町 [写真番号:682852]