新型コロナウイルスが再拡大する中、企業はどうやって生き残りを図るのか。多くの中小企業が集まる相模原市内での取り組みや支援策について、相模原商工会議所の杉岡芳樹会頭に聞いた。

─市内経済の状況は。
「コロナの影響は当然受けている。相模原市は県内でも中小規模の事業者の比率が高い地域。売り上げへの影響はもちろん、コロナ禍に抵抗する力が大企業に比べて弱い傾向にある。2020年10~12月の景気観測調査では、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が7~9月の前回調査から9ポイント改善したが、飲食・サービス業と小売・卸売業はいずれも6ポイント増にとどまり、依然厳しい状況だ。21年1~3月期を調査しているが、1月に2度目の緊急事態宣言が出されたので、その影響はあると予想している」
─商議所としてどのような支援策を講じてきたか。