相模原市緑区の神奈川県立城山高校生物部による緑藻の研究が注目を集めている。バイオ燃料として利用可能な油脂をつくり出す一方で、温度変化に弱いなど長期にわたる保存が難しい課題があった。これを克服するため、同部の3人がカップラーメンから発想を得たという「発明」とは-。
同部が研究対象としたのは緑藻「クラミドモナス」。池や川に生息し、葉緑体を持つ単細胞生物だ。緑藻はバイオ燃料としての可能性を秘め、近年実用化に向けた研究が進む。クラミドモナスはモデル生物として広く用いられている。
課題は保存方法だった…
燃料に活用、緑藻の保存法は 城山高生物部の着想はカップ麺
緑藻の保存に関する研究で最優秀賞を獲得した城山高校生物部の(左から)道市さん、須藤さん、平井さん(同校提供) [写真番号:549391]