「昨年3月の予約は1件だけ。その後は売り上げがゼロの月もあった」。横浜中華街を拠点に人力車で観光案内をしている「横濱おもてなし家」(横浜市中区)の鈴木精治代表(58)は、新型コロナウイルス禍の1年をそう振り返る。
脱サラし、中華街で活動を始めて約15年。1回目の緊急事態宣言が発令された昨春は街から観光客の姿が消え、「見たこともない光景」が広がっていたという。
風評被害が追い打ち
コロナ禍の中華街(下) 逆境下、気付かされた商売の原点
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元町・中華街駅の乗車人数 [写真番号:514907]
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動画の中で「ランタンオブジェパビリオン」を紹介する高橋理事長(左)と陣さん [写真番号:514908]