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消費の潮流(上)
コロナが変えた買い物意識「都心部より生活圏で」  

経済 | 神奈川新聞 | 2020年12月29日(火) 11:00

 新型コロナウイルスに揺れた2020年。大きく変動した「消費の潮流」を追った。


イオン橋本店の「移動販売」で買い物する団地の住民たち=相模原市

 青空市場のような光景が広がっていた。

 平日午前10時。JR橋本駅から車で約15分の県営大島団地(相模原市緑区)に総合スーパー「イオン橋本店」(同)の移動販売車が到着すると、待ち構えていた住民は次々と買い物籠を手にした。

 「鶏肉はある?」「焼き魚にできる魚が欲しいんだけど」…。店舗のスタッフと話しながら、次々と商品を籠の中へ入れていく。

 1人暮らしの主婦(83)は「生鮮品も日用雑貨も何でもそろっていて便利」と笑顔。自治会副会長の女性(78)は「団地住民の6割以上は65歳以上で近くにスーパーはない。買い物は団地全体の長年の課題だったけれど、新型コロナウイルスの影響で多くの住民が出歩くのをためらうようになり、より問題は深刻化した。移動販売は本当に助かっています」と話した。

 同店は10月1日から移動販売を開始し、市内各地区の16カ所を週2回、巡回する。取扱商品は生鮮食品や総菜、日用雑貨など計約600点にも及ぶ。欲しい商品がない場合は「ご用聞き」も行い、可能な限り要望に応えるようにしている。

郊外店の売り上げ伸長

 
 

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