「魚歳暮」サービスを考案した石坂昌司社長=三浦市初声町の「じこう」
売り上げ85%減─。新型コロナウイルスの感染拡大は、仕出しや会席が中心の日本料理店を経営する「じこう」(三浦市)に大打撃を与えた。
緊急事態宣言当時は「この先、どうしようか。真っ暗だった」と振り返る石坂昌司社長(48)は今、前を向く。自社の強みに気付いて始めた新たなサービスを「喜んでくれる人がいる」。それが原動力だ。
コロナ禍で葬儀の仕出しや法事の会食といった需要がなくなり、地域の祭り、イベントもすべて中止。
「やることがない」