横浜高島屋(横浜市西区)の食品売り場が新しく生まれ変わる。
2021年3月の完成を目指して昨秋から段階的に改装を進めてきたが、今年12月には全体の約6割が完成する。百貨店商材を取りそろえる一方、コロナ禍における消費スタイルの変化を捉え、非接触や手軽さを前面に出したショップも登場する。

今回の増床は昨年11月、今年5月に続いて第3弾となり、横浜駅に最も近いエリアに22ブランドのショップが12月11日にオープンする。新型コロナウイルスの影響で百貨店業界は苦戦が続いているが、同店は「新しいお客さまを取り込んでいきたい」と意気込む。
目玉の一つは、食のセレクトショップ「hama-pla(ハマプラ)」の開業だ。百貨店商材を中心とした弁当や総菜に加えて、均一価格(150円)のパンや、セルフサービスで楽しめる約30種類の飲料を取りそろえる。
営業時間も平日は午前8時から午後9時までと、百貨店としては珍しく早朝から営業する。また、レジでの待ち時間を減らすため、現金や電子マネーで支払いが可能なセルフレジを導入する。
JRタワー効果
横浜高島屋の食品売り場増床 「手軽さ」「非接触」で訴求
食のセレクトショップ「ハマプラ」などが入る新しい食料品売り場の完成予想図(横浜高島屋提供) [写真番号:412716]
容器の上に乗った綿あめを紅茶やミルクに溶かして楽しむドリンクは、日本初ブランドとなる(横浜高島屋提供) [写真番号:412717]
「ハマプラ」では、総菜パンや菓子パンを均一価格の150円で販売する(横浜高島屋提供) [写真番号:412718]