他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 「大戸屋は来期黒字」 M&Aに自信、買収劇18回の歴史

コロワイドの戦略(上)
「大戸屋は来期黒字」 M&Aに自信、買収劇18回の歴史

経済 | 神奈川新聞 | 2020年10月29日(木) 12:15

 新型コロナウイルスの感染拡大で窮地に立たされている外食業界。大手のコロワイドはいかにして生き残るのか。

定食チェーンの大戸屋は、外食大手のコロワイドの傘下で再建を図る

 虎視眈々(たんたん)とその機会をうかがっていたかのようだった。

 7月9日、外食大手コロワイド(横浜市西区)は定食チェーンの大戸屋ホールディングス(HD、東京都)の子会社化を目指し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。6月の株主総会で大戸屋HDの経営陣刷新を求めた株主提案の否決から2週間後のことだったが、29ページにも及ぶ資料からは綿密に計画された様子がうかがえた。

 その後、大戸屋HDが反対を表明したことから「敵対的買収」へと発展したが、TOBはコロワイドの戦略通り、9月に成立した。今月、同社の野尻公平社長は神奈川新聞社の取材に対して、こう言い切った。

 「コロワイドはこれまでM&A(企業の合併・買収)で成長してきた。(買収先企業の)再建のノウハウもある。大戸屋は来期、黒字になります」

批判横目に実践

 同社の歴史は、M&A戦略とともにあると言っても過言ではない。

 
 

コロワイドに関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング