
小田原駅から歩いて15分。漁師町のたたずまいが残る旧東海道筋の小田原かまぼこ通り近くに、2階建てのレトロな木造住宅がある。月4万円(税別)の定額制で全国約80カ所の拠点が利用できるサービスを展開する「ADDress(アドレス)」(東京)の「小田原A邸」だ。
新型コロナウイルス感染症が広がる5月にオープンし、一度に12人が滞在できる。地元の世話役である「家守(やもり)」で喫茶店経営者の平井丈夫さん(67)は「利用を始めてからずっと満杯状態。利用者のニーズが高く、近いうちに新しい拠点も市内にできる予定」と手応えを感じている。
交通至便、再開発の声
なぜ、小田原は人気なのか。