
京浜急行電鉄(横浜市西区)と日産自動車(同)は1日、同市金沢区の富岡地区で、車両を使った乗合型の交通サービス「とみおかーと」の実証実験を11日に開始すると発表した。急な坂道が多い同地区の住民にバスやタクシー以外の移動手段を提示し、交通課題の解決を目指す。
実証実験は2018年に京急と横浜国立大学(同市保土ケ谷区)、市の3者で始めた。初めて日産が加わった今回は、過年度に利用者から寄せられた要望を反映して内容を大幅に変更。利用は12月まで無料だが、来年1月中旬以降は有料に切り替えて事業化に向けた検証を進める。
対象は京急富岡駅
急な坂道での移動を支援 京急と日産、乗合車両で実証実験
「とみおかーと」の発表会に出席した京急の原田一之社長(右)と日産の星野朝子副社長=横浜市西区のニッサンパビリオン [写真番号:362841]