神奈川産業振興センター(KIP、横浜市中区)に、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な影響を受けた中小企業から多くの経営相談が寄せられている。どんな支援を展開しているのか、コロナ禍を乗り越えるための経営のポイントはどこにあるのか─。中島正信理事長に聞いた。
神奈川産業振興センター 中島正信理事長
─中小への影響は。
「かなり大きな影響が出ているという印象だ。KIPが実施している中小企業の景気動向調査(6月発表)では、総合の業況DIは4~6月期はマイナス62・1で、1~3月期から26・7ポイント低下した。リーマン・ショック後の下げ幅12・4ポイントを大きく上回っている」