吹奏楽愛好者が一堂に会して合奏するイベント「ブラス・ジャンボリー2017」が4日、大さん橋ホール(横浜市中区)で開催された。自前の楽器を携えた9歳から72歳までの市民ら560人が息の合った演奏を披露した。
同イベントは吹奏楽経験者などに演奏の場を提供し、楽しんでもらうことを目的に企画されたもので今年で8回目。この日初めて顔を合わせた参加者同士が、3時間半ほどのリハーサルを経て全員で「追憶のテーマ」「花は咲く」「ルパン三世のテーマ」など9曲を曽我大介さんの指揮に合わせて演奏した。
合奏には代表曲「アドルフに告ぐ」で知られるサックス奏者の上野耕平さんと、綾瀬市出身で、県内の中学・高校で吹奏楽部だった「さかなクン」もゲストとして参加。リハーサルから聴いていた上野さんは「本番は格段に良くなった」と驚きの表情。数百人規模での演奏は初めてだといい、「初めは〝ありえない〟と思ったけど、できてしまった。500人がひとつにまとまる力を感じた」と達成感をにじませていた。