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松原智恵子 デビュー55周年記念作への思いと「夫婦の絆」

カルチャー | 神奈川新聞 | 2016年8月22日(月) 13:29

松原智恵子 デビュー55周年記念作への思いと「夫婦の絆」(写真:女性自身)
松原智恵子 デビュー55周年記念作への思いと「夫婦の絆」(写真:女性自身)

 「今回出演した映画の担当の方から『松原さん、この作品は55周年の主演記念作ですよ』と言われて、あらためて数えてみたら55年たっていたという感じなんです」

 そう話すのは、芸能界デビューから今年で55周年を迎える松原智恵子(71)。周りからそのことを言われるまで自分では気が付かなかったそう。

 「ですので、50周年のときもとくに周りから何も言われなかったので気付くことなく過ぎてしまっていました(笑)。55というのは『ご縁ご縁』で縁起がよさそうですよね。それでこの作品に出合えたんだなと思いました」

 映画『ゆずの葉ゆれて』(8月20日より有楽町スバル座をはじめ、全国順次ロードショー)は、松原の役名、柚子(ゆうこ)になぞられており、津川雅彦と鹿児島に住む老夫婦を演じた。鹿児島の美しい風景を舞台に、激動の昭和を生きた夫婦の愛の物語が描かれる。

 松原自身もプライベートでは結婚して来年で45年を迎える。映画のような、仲むつまじい夫婦の絆を明かしてくれた。

 「物ではないのですが、あのとき主人に言われなかったらどうなっていただろうと思い出す出来事はあります。ちょうど妊娠したときに風邪をひいてしまって起き上がるのも大変なときに『いまは体を大事にして休んだほうがいい』と言われて。もしそのときに無理をしていたらどうなっていたのかわからない。そう思ったときに、あの主人の言葉はとても大事なものだったなと。その1日休んだだけで、だいぶ体の調子を取り戻しましたから」

 現在も互いをいたわりあえる関係なのだという。「年齢も年齢ですから」と語るが、女優としての出演作は途切れることなく、精力的に活動を続けている。最後は、チャーミングにほほ笑みながらこう話した。

 「いたって健康ですので。女優を始めたころは若かったせいか、いつまで仕事を続けられるかとか、考えたことがなかった。日々仕事をしていくことが楽しくなっていったという感じです。その積み重ねで55年。まだまだダメで反省することが多いですけどもね(笑)」【女性自身】

「カナロコ」は、読者に幅広いコンテンツを提供するため女性週刊誌「女性自身」との提携を開始しました。女性誌の視点からみた政治や経済。関心が高い教育、そしてグルメ、芸能まで多岐にわたり情報を配信していきます。

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